代表挨拶
だれにだって、生きている意味やその人だけの役割がある
ホームページにお越しいただきありがとうございます。代表の貴瀬です。
競争社会・学歴社会に疑問を抱きながら、受験や就労活動に追われ、人生を考えるために立ち止まれない日本の社会・・・孤独の中で本当の自分らしさ、自分に合った生き方、「自己実現」を求める人は多いのではないでしょうか。
青年時代、はじめて親に逆らい、それまでのいろんなものを振りほどいて、自己実現を追求した時期がありました。しかし、どこか「自分中心的」な生き方にも思え、長い間答えは出ませんでした。都会に赴任しほとほと疲れていた時、家の前でいじめられていた知的な障がいのある少女・少年に出会い、「おともだち」になりました。夕方「時の止まる」ひと時を一緒に過ごすうちに、心のむなしさが消えてゆき、数年後には、フランスで行われる同じような仲間たちの国際大会に日本の一行を引率している自分がいました。
あの小さい出会いが、自分でも知らなかった役割や輝きを与えてくれたのです。旅を共にするうちに、いつしかたくさんの仲間が力を合わせ、みんなが生き生きと輝いていることに気づきました。これが答えだったのかな、と思い、その後「虹」・「虹の村」というイメージが生まれました。
今のパートナーとのデートは阪神淡路大震災に救援物資を届け、炊き出しなどを行う遠征でした。最前線にはたくさんの尊敬できる人々がいました。現在、新型コロナウイルスの脅威に世界中が直面しています。そんな中で素晴らしい実践も生まれています。「本当の自己実現・自分らしさ」って、「誰かのために何かしたい」と願うときに輝くのかな、つながるのかな、と改めて思います。
法人設立・そしてこれから
私ごとになりますが、結婚し、この湖西の地に来て、社会福祉法人の創立期のメンバーとして20数年、当事者の切なる願いに応え、駆け足でいろんな事業を起こしてきました。でも、組織が大きくなるにつれ、安定と引き換えに弊害も見えてきました。
原点に返りたくなり、改めて最新の福祉を学びなおし、結果として福祉系の資格をいくつかいただきました。NPOや一般社団法人などで資金のない中、制度の谷間で一心に働く人々にも出会い、深く共感しました。虹のつながりの中にいろんな形があっていいし、補い合えばいいな、と思うようになりました。 スタッフも自分にあった働き方を選べると 、もっと可能性が広がる気がします。
その後退職し、小さな法人を立ち上げました。ある大切な仲間が住む場所を失い、助けを求めてきたからです。大急ぎ!設立時の社員は2名(もちろん私たち夫婦)。まずは、立ち上げた自分たち自身が夢を実現したいと思い、家族でグループホームを始めました。言い出しっぺはほとんど住み込み状態。間仕切りや修繕を自分たちで大工仕事。あっという間の半年ほど。予想外なことに、家族を合わせると、結果として退職前より世帯収入が上になりました。
ですから、グループホームが法人の中心事業というわけでは決してありません。同じ思いを持つ誰かが合流したら、受け皿として法人を使ってもらいたいです。その人は、事業主として自分の夢を形にすればいい。助けを必要とする大切な仲間と出会って。
もちろん「村」なので、みんなが事業主です。いつか基金を作り、困難の多い立ち上げの時期の「助けあい基金」にしたいと思っています。
代表理事 貴瀬 朗
社会福祉士 精神保健福祉士
介護福祉士 相談支援専門員
法人概要
法人名 | 一般社団法人虹の村よりあい |
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所在地 | 〒520-1533 滋賀県高島市新旭町安井川1650−2 |
電話番号 | 0740-25-2482 |
代表理事 | 貴瀬 朗 |
事業内容 | 障害福祉サービス事業、地域生活支援事業、障害福祉関係事業、その他法人の目的に沿った事業。 |